ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

人生で大切なことって?

優しくて大きな愛を感じる感動作!! 『西の魔女が死んだ』

優しくて大きな愛を感じる感動作!! 『西の魔女が死んだ』

2008年に公開された日本映画『西の魔女が死んだ』。 この映画の原作は児童文学作家・絵本作家である梨木香歩が執筆した小説で、日本児童文学者協会新人賞など3つの賞を受賞しており、映画も映画館大賞などを受賞している作品です。 ファンタジー感あふれるタイトルですが、この作品では主人公の少女とおばあちゃんとの交流を通して、成長と、人生で大切なことを教えてくれる、心温まる映画なんです!

大好きなおばあちゃんと2人暮らし

「魔女が倒れた、もうだめみたい。」大雨の中車を走らせるシーンから映画は始まる。
主人公のまい(高橋真悠)は2年前の出来事を思い出していく・・。

「私はもう学校へは行かない、あそこは私に苦痛を与える場所でしかない。」

中学に行ってまだ1ヶ月あまりのまいは真剣な表情で母親(りょう)に伝える。母親は分かったと納得してくれたが、夜に誰かと電話している母親が「昔から扱いにくい子」と話しているのを聞いてしまった。その言葉は、まいの胸の奥に引っかかった。

まいのおばあちゃんはイギリス人で他界したおじいちゃんは日本人。母親はハーフで小さい頃からまいと同じように、群れのある社会に馴染むことが出来なかったそう。

母親と一緒におばあちゃん(サチ・パーカー)のいる田舎へ向う。久しぶりのおばあちゃんとの再会に喜ぶまい。これから1ヶ月ほど祖母と2人での生活が始まる。

ずっと母親の「扱いにくい子」という言葉が頭から離れないまい。その時、母親と話しているおばあちゃんが「まいのような子が生まれてきてくれたことを感謝しています。」と話す会話が聞こえた。

まいの魔女修行

ある夜、おばあちゃんは、「まいは、魔女を知っていますか?」と聞き突然、魔女の話を始めた。おばあちゃんの祖母は不思議な力を持つ魔女だったという。その話を聞いたまいは自分も魔女になりたいけど・・・。

早寝早起きやしっかりごはんを食べることの他に「精神力の強さ」「自分で決める力」、魔女になる極意を聞いたまいはおばあちゃんにお願いし、魔女修行が始まる。

午前中はお皿洗いや掃き掃除、庭の手入れなどをし、午後には勉強をするといった魔女とはかけ離れているような気がしましたが、だんだん面白くなっていくまい。
ところがある日、何者かに鶏が食べられてしまう。この出来事でショックを受けたまいは、おばあちゃんに「人は死んだらどうなるの?」と問いただした。死んだことがないから分からないと言いつつも、「人は死んだら魂が体から自由になることが出来る」と答えました。おばあちゃんの優しい言葉にまいはどんどんと落ちついていく。

しかし、鶏が襲われたことや自分のマイ・サンクチュアリに侵入してきたことで、げんじ(木村祐一)のことを疑い続けて嫌っていた。それが原因でおばあちゃんとケンカしてしまう。

無事、まいはおばあちゃんは仲直り出来たのか?

この映画が教えてくれた大切なメッセージ

周りの人の顔色を伺って愛想笑いしたり、気を使って生きることに疲れた主人公のまい。大人になっても人間関係に悩み、自分らしくいられないこともたくさんあります。

一緒に暮らす中でまいが、おばあちゃんから教わったのは「人生で大切なこと」。

・自分で決断する力
・自分の意思を持ち、自分を信じること
・強い精神力
・自分で考え、決めたことをやり通すこと
・直感や感情など自分の思い込みで人のことを決めつけてはいけないということ
・早寝早起きやしっかりごはんを食べて規則正しい生活を送ること

自分で決めたことをやり遂げると自信にもなるし、自分との約束を守ることで自分を信じることが出来るようになるんだよと、映画の中でおばあちゃんはまいに伝えているのではないでしょうか。

美しい自然で心に休息を与えることができる映画

映画のロケ地は美しい自然に囲まれている、山梨県の清里高原です。
そして、この映画の醍醐味はやはり「自然」です。

特に、自然を感じることが出来るのは、祖母と母親とまいの3人でお茶をする何気ないシーン。

窓からこぼれる柔らかい太陽の光と森から家の入り込む心地いい風。
鳥のさえずりや風に吹かれて揺れる木々の音。
時が止まっていると思うぐらいゆっくり流れる時間。

何故か分からないけれど、胸がきゅんと切ないような懐かしさを感じます。
自然の声(音)を感じながらこの映画を見ると、自然からの愛情を感じることができるかもしれません。

慌ただしい日々の中にいると、いつの間にか自分を見失ってしまいます
そんな時、自然の中でゆっくりと流れる時間に耳を傾け、過去でもなく未来でもない「今ここに生きている自分」が一番大事だと気づくことが出来るのではないでしょうか。

疲れてしまった時・自分を見失ってしまった時は、この映画を見て、心の休息を。