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競争主義への警鐘と自分の人生を歩む大切さを教えてくれる映画

インド映画の不動の名作!『きっと、うまくいく』

インド映画の不動の名作!『きっと、うまくいく』

「学生時代の親友ランチョーの居場所がわかった。」 インドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。 エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。 根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマを描いた名作です。

舞台は「1番になることにこそ価値がある。」競争主義を重んじる大学

舞台はインドの超難関理系大学ICE。
親の期待を背負い、高倍率の入試試験を見事に突破していたエリート集団が集まるこの学校の学長は生徒に対してこう教える。
「世界で初めて月にたどり着いたのは誰だ?アームストロングだ。では2番目にたどり着いたのは?誰も答えられない。そう、1番にならなければ意味がないのだ。」

多くの学生は大学内でいい成績を取りいい会社に就職し、いい人生を歩むために教科書を丸暗記するような勢いで勉強に励む。
しかしその生き過ぎた教育方針は様々な歪みも生んでしまう。いい成績など結果にとらわれず自身のやりたいことをすすめていくものはこの競争社会でははみ出し者とされ、大学からの過度の圧力をかけられて自殺にまで追い込んでしまう。

そんな大学におバカな3人組が入学したことで、大きくストーリーが動き出します。

型破りな自由人ランチョー

学校のトップである学長に対して初対面で口答え、人の家に勝手に不法侵入
他人の原稿を改ざん、など、ランチョーは数々の問題を起こす超がつくほどの問題児。
しかし彼はただ悪さをしたくてそれらの愚行をしているのではなく、好奇心が強く、世の中の常識や競争社会が根付いた大学のシステムなどにも疑問を持ち声を上げていたのでした。

物語の最初の方は異端児すぎて誰も寄り付きませんでしたが、次第に彼の考え方に理解し始めたラージューとファランが共に行動をするようになりました。
競争主義を徹底する大学の教育の仕方に対し、ユーモアを取り入れつつなんども異論を唱えます。この型破りな自由人ランチョーと競争主義を徹底する大学のトップ学長との対立構造がみていてハラハラします。

いつも一緒の3バカトリオ

ランチョーといつも一緒にいるのは、本当は動物写真家になりたいファランと、いつも神頼みをしている苦学生のラージュー。

最初は臆病な二人でしたが、ランチョーに影響されて、学生時代には学長の家に不法侵入したり、招待されていないパーティーに勝手に潜入してただ食いしたりとかなり悪さをします。
いつしか学校の中でも有名になり3バカトリオと呼ばれるようになり、退学の危機も何度もありました。

この物語は学生時代の話と同時進行で10年後のストーリーも進んでいくのですが、10年後の彼らも他人の結婚式に乗り込み結婚破棄させるなど、おバカっぷりは10年前となんら変わりありません。
しかし、彼らには彼らなりの夢や人生観があり、それぞれの人生に向かって歩んでいく姿はとてもかっこいいです。
そんな天真爛漫な彼らにも多くの困難が作中で訪れます。その困難を3人で助け合いながら突破していく姿は美しく、涙を流すこと間違いなしです。

自分の人生を生きろ

「自分の人生を生きろ」この言葉がこの作品が伝えようとしているメッセージだと私は思っています。
親に言われて大学に進んだ。
みんなが就職したからなんとなく自分も就職した。
誰もが自分の人生を生きたいと思っている反面、実際そうではないことが多いと思います。
この作品の中でもファランは生まれた時から父親にエンジニアになるように言われ続け、本当は写真家になりたいにも関わらず、理系大学に進学してしまった1人です。
さらにラージューは未来を恐れるあまり定期試験の前日や就職もなんでも神頼みで、現在に対して希望が持てずにいました。

そんな彼らを変えたのがランチョー。
ランチョーは言葉だけで一方的に彼らを説得するのではなく、行動でそれを示し、この作品を見ている観客にまで訴えます。
ランチョーによって心が動かされたファランとラージューは自分の人生を生きる道を選び、少しずつ彼らの人生が変わっていきます。

今自分が送っている人生は自分で選んだ人生なのか。
今の仕事は本当に自分がやりたい仕事なのか。
この作品を見た後は自分の人生観を考えさせられ、さらに行動を起こさせてくれる、そんな力がこの作品にはあります。現代に生きる全ての方に見て欲しい作品です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この作品は人生における大切な教えがたくさん詰まっており、特に今の日本の社会にも通用する考え方だと思っています。
そんな人生のヒントを見つけるために『きっと、うまくいく』をぜひ見ることをお勧めします!